久しぶりに「彦いち」に寄って友と二人であんみつを食べてきた。……最後に行ったのが高校時代……ということは10年も行ってなかったんか。久しぶりどこじゃないやん(苦笑)

一番町のアーケードに沿って歩いていくと、焼き肉屋(「バリバリ」)のショーウインドーの前に小さな看板が出ている。いや、新しいイタトマのカフェの脇の小道という方がわかりやすいだろうか? まあ、そういうわかりやすいようなわかりづらいような微妙なところにこの店……じゃなかった、この店の看板はある。小道に一歩足を踏み入れると、焼き肉屋のショーウィンドーの陰にここのショーウインドーも。……白玉クリームあんみつ560円。まあ高くも安くもない値段を確認して、更に歩を進める。そう行くでもなく、左手に件の店を発見。相変わらず入りにくそうな店構えだな、という感想を持つ。……一見さんが入っていい店なのかどうかわからなくて、初めてのときは友達に連れて行ってもらったんだっけ。……うむ、相変わらずだ。ちょっとした料亭か旅館のような風情の玄関にまた少しばかり気圧されつつも、古風な引き戸を開け、とりあえず中に入る。

小上がり口風になっている部分(靴は脱がないので、あくまで風)でいきなりこけそうになる私と友人。ちょっと阿呆っぽい。

落ち着いた和の雰囲気の店内。お客さんの年齢層がよそに較べても高めなせいもあってか、本当に落ち着いている。禁煙なのも嬉しい。

いろいろと悩んだが、久しぶりすぎということもあって、二人とも無難に白玉クリームあんみつを頼んだ。「そういや、あのとき、Aちゃんは焼きおにぎり頼んでたっけ」「そうだっけ?」「うん。確か、君か誰かが『どうしてそういうもの選ぶかな。せっかくだから甘い物にすりゃいいのに』って突っ込んでた」「覚えがない。……けど、私が言いそうな台詞だな、うん」昔話に花が咲く。

程なく、注文の品が運ばれて来た。私のはこしあんに黒みつ、友のはこしあんに白みつ(ここのあんみつはあんの種類とみつの種類を選べる)。まずは一口。……あんこがうまい。缶詰のチェリーとみかんとあんこと寒天とみつまめに白玉とバニラアイスというかなりシンプルなものなのだけど、それがいい。余計なものはいらない。……というか、これならチェリーもみかんもいらん。……高校時代は「なんかさみしい」と思ったのになぁ……口が肥えたというか、年を食ったというか。私らにしてはまったりゆったりと時間をかけて残りを味わう。……はあ〜、幸せ(はーと) 「あんみつはそんなに好きじゃないんだけど」と言っていたはずの友は食べ終えた後、「もう一個食べようかな」と言っていた。……器小さいけど、量はそんな少なくないぞ。やめとけよ(苦笑) と止めたので、結局、近いうちにまた来ようね、ということで落ち着いたが。
次はつぶあんのにしてみようかな。こしあんの方が好きなんだけど、あんこおいしいとこのだったら、つぶあんも食べないと勿体ない(?)し。

おいしい物を食べるとちょっと元気が出る。けど、そんな自分がちょっとだけ悲しい(笑)

お店データ。
営業時間:11時〜20時(夏期は〜21時/ラストオーダーは閉店30分前)
定休日:月曜日(定休日が祝日の場合は翌日休)
アクセス:仙台市地下鉄南北線勾当台駅より徒歩数分程度。アーケードを広瀬通り方面に向かって歩いて行くと左手に看板あり。
サイト等:お店自体のはないようだが、検索をかけるとグルメ関係のページの紹介なんかでたくさん引っかかる模様。キーワードは「彦いち 一番町」辺りで。

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